初の自宅に訪問✨
こんにちは(^^)
作務衣をプレゼントしたい,おばあちゃんが2泊3日で自宅に帰る日が決まりました。まだ作務衣は制作途中ですが,家族さんと相談して自宅で作務衣を調整しても良いか頼んでみました。
快く「大丈夫だよ〜」と言ってもらい(^^)
日時を決めて,夜勤の日でしたが昼から自宅に行ってみました✨初めて自宅に作務衣を持って行ったので緊張しました。
今回自宅でおばあちゃんと話したかったのは,おばあちゃんが欲しい作務衣!こんな風にしてほしい!と意見が聞きたかったからです。
自分よがりで1人考えていろいろ工夫して店に売ってないような物を!!と気持ちばかりが最近先にいってて,おばあちゃんの意見やニーズをちゃんと時間を作って聞かないとダメだ!と心に感じました。
ある服作りをされている方のブログを読ませてもらい,1番はお客様のニーズに応えていく事が大切で(^^)意外と制作側が一生懸命考えて提供しても,お客様からすると望んでなかった事もある。だから話を聞くのが大切なんだよ〜と,その先生は経験上,物作りの技術も確かに大切だが気持ちはそれを超える物が相手に伝わるよ〜(^^)と読んでいて僕にとっても,もう1度考えなおさなきゃ!と気持ちが変わりました✨
ファスナーを付けた作務衣のズボンを履いてみてもらいました。おばあちゃんの希望であったズボンの裾を広げて制作したゆとりはすごく良い✨と喜んでもらいました。
座られている場所はおばあちゃんが
自宅で使われているベッドとポータブルトイレです。ファスナーを降ろしてみてもらったんですが,ファスナーが真横にある為か降ろすのが少し手を伸ばさいといけないので,真横ではなく,もう少し前側にファスナーは付いた方が良いのかなと感じました(^^)
ここで問題が起きたんですが…
①ファスナーを上げるのが難しい事
②ポータブルには自分で何とか座れるが,ファスナーを降ろせたとしても中腰ができずズボンが自分で全く下に降ろせない事。
僕が知っていた半年前のおばあちゃんは,まだ立位がとれていました。僕がイメージしていた中ではトイレに座り自分でファスナーも降ろせて中腰でズボンを降ろしてうまくトイレができるとと考えていました。が、半年経ってみると立位も不安定でとてもじゃないですが中腰になる事も…立ってる状態からズボンを降ろすのは難しいようでした。とても脚の筋肉が弱くなっていました。
僕の中でも…どうしたら良いんだろう…
と正直言葉がでなくなり考えてました。
施設だとコールを押せば
職員さんが来てくれて立位が悪くてもサポートしてズボンを降ろしてトイレに座らせてくれます。
自宅ではどうやってトイレに行かれるんですか?おばあちゃんから回答が「1人で行っています〜😃」
僕→えぇ!?娘さんに頼んでるのでは?
おばあちゃん→ベッドでズボンとパンツを自分で降ろしてポータブルトイレに座っています😃
な…なんと!!以前施設にいた片麻痺のおばあちゃんが自分で思いつき,夜間ポータブルトイレに行かれているのを思いだしました!僕が作務衣を制作している,おばあちゃんもその手段でトイレに行けているとは!!
娘さんも,まさかベッド上でズボンやパンツを降ろしてポータブルに行ってるとは思っておらず驚かれていました✨
光がみえました!!
も〜う!ファスナーやめます!!笑
おばあちゃんがベッドでズボンを降ろしいやすいように上げやすいようにズボン考えたいです😊
おばあちゃんの希望はとにかく『シンプル』に作ってほしい。制作側からすると物足りなさがあると思うんだが…私はシンプルな物が好きなんです(笑)と言われました。
直接話をしてみて本当に良かったです!
シンプルな作務衣!心にいれました。
制作途中の作務衣の服も見てもらいました。
おばあちゃんの身体に合わせてみると少し大きかったみたいで,娘さんとどのくらいに調整するか確認されている時の写真です!
おばあちゃん昔は服作りのプロだった方なんで笑顔が増えていってるのが僕は見ていて感じました。
時間が迫ってたのでまた制作できたら渡す約束をして夜勤に向かいました(^^)
やっぱり直接あって話をするのは本当に良いですね〜施設の中と違い,おばあちゃんもリラックスされている印象でした✨
何より僕の中で,プレゼントしたいおばあちゃん,そして家にいる家族さん。み〜んなが笑顔になっていける空間がそこにあったと思います。
僕にしかできないサービス。
家族さんからの介護悩みも僕の介護経験,知識を持って一緒に考えて提案できる。
少しでも楽しく生活していける手伝いになればいいな〜😊
最後におばあちゃんが現役の頃に使われていたハサミを1つくださいました。娘さんからも持っていてほしいと優しく渡してくれました✨
まだまだ服作りの技術がないですが大事にしたいです✨